【開催報告】3/13(日)第32回 lagトークイベント&交流会『河上りささんに聞く、「トランスジェンダーのリアル」』

3月13日(日)は、「トランスジェンダーのリアル」をテーマにさまざまな発信活動をされている河上りささんをゲストにお迎えして、トークイベントと交流会をスタッフ含め20名で開催しました。


前半はりささんにお話を伺い、後半は参加者同士で感想をシェアしたり、りささんにお話を伺ったり、そこからお互いの日常の困りごとや普段の生活など、さまざまなことが話されました。


多様なジェンダー、セクシュアリティの方とつながるきっかけにしたいという思いで企画した回でしたが、温かく勇気づけられる素敵な場となり、心から嬉しく思っています。

りささん、ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。



参加者の方がトランスカラー、ノンバイナリーカラー、プライドカラー、ウクライナカラーなど色とりどりの折り紙を作って会場を飾ってくださいました。ありがとうございます!

今回は普段参加してくださっている方々に加え、いつもにも増して多様なジェンダー、セクシュアリティや年齢の方に参加していただき、とても嬉しかったです。

私自身は、自分とは異なる属性の方と対話できたこともあり、色々と気づきがありました。また自分自身のことも聴いてもらえて、とても有意義な時間となりました。

オンラインが多い中、同じ空間を共にすることの喜びや貴重さを改めて感じました。


最後に、ひとつ訂正しお詫びしたいことがあります。

りささんの紹介動画の中の、「5年間お付き合いした男性の父親に猛反対され、一方的に別れをつげられた」というエピソードを拝見して、私自身の辛かった体験を思い出しました。私は好きになる人がヘテロ女性が多いのですが、当然相手から“男性”の役割を期待され、最終的に「結婚できないから」「子供が作れないから」という理由でお別れする経験が何度かあり、その時の悔しさや悲しみを、りささんのエピソードと重ねてお話した時のことです。その際に“ヘテロ女性”を“シス女性”と言い間違えてしまっていたのです。

言い間違えたせいで話の趣旨が伝わらないばかりか、“シス女性”と限定した言葉を使ってしまったことで、その場にいる方々に居心地の悪い思いをさせてしまったのではないかと思います。あとからメンバーの指摘によって、初めて自分の失敗に気づき、絶望的な気持ちになりました。不愉快な思いをさせてしまった方々には本当に申し訳なく思っています。


今回、司会をやってみないかとメンバーに勧められたとき、一旦は断ろうかと思いました。

そのせいで、誰かを傷つけて結果的に自分が恥をかいたり傷つくのが怖かったからです。

でも、りささんのお人柄と勇気に感銘を受けて、二の足を踏んでいる自分を打破したかったのです。


そのようなチャンスを与えてくださったりささん。また、あの場であたたかく受け止めてくれた参加者の方々には改めて感謝の気持ちをお伝えしたいです。

今回の経験を、次に繋げられますように。

また、次回も楽しく安心して参加してもらえたら嬉しいです。

lagスタッフ ユウ