【開催報告】2021.3.6 第29回 lag交流会『ドレスコードのある場でのフォーマルな格好』
3月6日はlagのオンライン交流会でした。
「ドレスコードのある場でのフォーマルな格好」をテーマに、冠婚葬祭や男女別のビジネスマナーなどのある場での服装の困りごとや工夫などについて9名で話しました。
・昔は小さいメンズの服はなかなか売られていなかった。キャラクターをあえて作り上げ、笑われるのではなく、笑わせるなど、内面と外見の違いを利用して演技する術を身につけることもあった。
・性別移行して暮らしており、親戚や地元ではカミングアウトしていない。将来、家族の葬儀がやってきたらどうしようと思っている。
・服装の表現は自己と関わる大切なもの。性自認が男女のどちらでもない、中間といった場合、男女の中間といった折衷案を編み出すのに毎回苦労している。とくに靴。
・子どもの入学式、男女に分かれた服装が苦痛だが3時間の女装だと思って我慢する。
・友人・知人の(男女の)結婚式参列などでは、パンツスーツや、パンツドレスで何とかしのいでいる。
・女性がズボンを履く以上に、男の子として生まれた子がピンク色やスカートを選ぶことに高いハードルがあるのはなぜだろう。
・身近な人にはカミングアウトしていなくても、服を買う時だけはお店の人にカミングアウトして伝えていた。アイデンティティと関わるものだから。
この他、できるだけストレスなく服を着る工夫、色々なお店の紹介もありました。
・最近では手頃な価格でユニセックスの服やスーツを取り扱う店も増えてきている。
・ボーイズなど子ども服の160cmサイズの服は使える。
・ラインが太めのもので身体的な性別の表れやすい体型を隠すことが可能
など。
<お店の例>
・ボーイズ: L.L.Bean、GAP、ユニクロは使える。
・ユニセックスの服やスーツ: TAKEO KIKUCHI、ヨーガンレール、Yohji Yamamoto、BIRKENSTOKのLondon、丸井ビサルノのメンズシューズの一部(22.5センチよりサイズ展開しているものあり)、Harutaのローファー(形の種類が豊富)、無印良品(メンズのXSサイズがある)、ワークウェアスーツ(WWS)、女性の身体や骨格に合うメンズスーツのオーダーメイドブランド「keuzes」など
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